その四 出動!壬生浪士組 2004.5.15【第18話『初出動!壬生浪士組』より】
「殿、殿がお張りになった傘(からかさ)の手間賃が滞っております。」
「大和屋に納品してからまだ三日でございます。あまりお気になさらぬよう。」
「そうはいかぬ。すぐに取り立てよ。」
「・・・」
「取り立てよ!」
「放っておかれませ。」
「バカを申せ。儂が何のために内職を引き受けたと思うのか!」
「例えば、壬生浪士組にやらせるのはいかがでしょう。」
「そうだ、壬生浪士組に頼もう♪」
傘張りを頼んだほうが・・・。(笑)
その五 汚れ役 2004.5.22【第19話『通夜の夜に』より】
「こいつの目ぇ見てみろ」
「目?」
「赤ん坊の目だ。」
「やめて下さい・・・。」
「ほんまやぁ、綺麗ぇな目ぇやわぁ。」
「俺はな、こいつの目に出来るだけ汚れたもん見してやりてぇんだ。」
「だから、言うだけじゃなくてさ、早く見せて下さい。楽しみにしてるんだから。」
「よし、良く言った! ほら、これが俺のふんどしだっ!」
「えっ!?」
「そんでもって、こっちが新見のでこっちは平山と野口の。お梅、お前の腰巻きも洗ってもらえ。」
「芹沢はん、あかんて♪」
「やめてください、失礼しますっ。・・・どうかしてる★」
芹沢、みんなの洗ってたのか!?(笑)
その六 帳尻合わせ(続・出動!壬生浪士組)
2004.6.15【第23話『政変.八月十八日』より】
「あの大和屋の一件が、その・・・厄介なことになっています。」
「大和屋の件に関しちゃあ、正直俺も取り立て過ぎたなとは思ってるんだ。誰かが責めを負わねば収まらねえというなら、誰かが責めを負うしかあるめえ。」
「・・・」
「新見っ」
「はい。」
「お前、傘張れ。」
「!?」
「しょうがねぇだろ、責任とれって言ってんだから。」
「本気で仰ってるんですか?」
「それで手を打ってもらうしかねぇ、なぁ。」
「そういうわけで、新見さんには取りあえずしばらくのあいだ傘張りしてもらうことになった。」
「ダメだこりゃ★」
余計に取り立てちゃった代金って、いったい何本分?(笑)