その十七 旗!  2005.1.16【第47話『再会』,第48話『流山』より】

「ここにはもう俺たちの居場所はない。御免っ!」


「解散・・・?」


「解散はしねぇ。方々から隊士をかき集めてようやく形になってきたところだ。俺たちはここで、もう一度新選組を旗揚げする。」


「どうしてみんないちいち俺を見る?」


「そりゃあ、だって・・・。」


「あの勝沼で聞いた斎藤君の思いは胸に突き刺さった。」


「やめて下さい。」


「俺ぇ、こないだの斎藤さんの言葉、泣きそうになりました。」


「この旗が俺を拾ってくれた。局長っ! 俺がいる限り、新選組は終わらないっ!!・・・て、あれ!? この旗は永倉さんが拾ってきた薩摩の・・・。」

「俺もこの目で見たかったなぁ。」


「私も驚きました。普段は無口な斎藤さんが、あんなに粗忽な男だったとは。」


「あの日の話はするなぁ~~っ!!」


「新選組にあるべき旗を、近藤さんに見せてやる!」


「お前それ、いつの間に!?」


愛しきぃ~旗は何処にぃ~~~♪(笑)


その十八 土方!  2004.12.11【第48話『流山』より】

「よぉ、かっちゃん! 元気だったか!?」


「捨助?」


「呼ばれもしねぇのにやってくるのが捨助さまでございますよ。俺を抜きにしてねぇ、なんかしようなんて、そぉはいかねぇぞお。」


「あっちで話そう。」


「なんだよ、助太刀にきてやったんだよぉ。やっぱり、村でおとなしくしてんのは俺の性分にあわねえや!」


「捨助。」


「これからもよぉ、力を合わせて、あの野郎どもをギョフンと言わしてやろうぜぇ!」


「あの野郎どもち、誰のことじゃ?」


「誰のことぉ? 決まってるじゃねぇですかぁ。」


「言うてみれっ。」


「あ?」


「心配すな、おいは味方じゃ。」


「・・・」


「江戸表を抜けてきて、この辺りを荒し回ってる薩摩の連中のことですよぉ!! 罪もない人たちを困らせてぇ、あいつら断じて許せねぇ! これからもよろしく頼みますよ、大久保先生ぇっ!!」


「本性をあらわしやがったな、近藤勇っ!!」


「えっ!?」


「有馬様、こいつですよ、お尋ね者の近藤勇は!」


「なんじゃと!?」


「この前から俺たちの周りをうろついては、若い奴らをそそのかしてたんです。さあ有馬様、とっととこの野郎をどこへでもしょっぴいてって下さい。それとも俺がこの場で撃ち殺しちまいましょうか。」


あんたの洋装の方がよっぽど怪しい!(笑)


その十九 加納!  2004.12.11【第48話『流山』より】

「失礼します・・・。」


「どうだ、近藤勇に間違いないかっ。」


「・・・」


「・・・誰?」


ちぇすとぉ~~っ!(笑)